簡易梱包の改善事例

簡易梱包

現地での開梱作業の簡易化をし、廃材処理の軽減が望まれ、在来の密閉木箱からスキッド梱包への改善をしました。


case01現地での開梱作業を簡略化したい。また、開梱後の廃材処理を削減したい。

密閉木箱からスキッド梱包へ仕様変更することにより、現地での開梱作業を簡略化と廃材処理の軽減できる。木箱の側面・天面が無いため、バランスが悪く、固定が困難な製品は不向き。箱状にする必要がない製品の梱包に適しています。

密閉木箱からスキッド梱包にすることにより、現地開梱作業の簡易化をし、廃材処理の軽減することができた。トータルコスト削減を可能にしました。

改善後のメリット・デメリット

メリット デメリット
01.廃材が軽減できる
ガワ板・ツマ板・天井板・押さえ・梁などの木材が安くなる
廃材処理費が軽減できる
01.保管状況
外部での保管ができない(雨に弱い)
02.開梱時の作業効率の向上
針を抜く作業が少ない
箱を縛り付けているバンドはカッターでカットするだけ
02.外部からの衝撃に弱い
製品で耐圧荷重強度を出しているが低い(段積みする場合
側板・ツマ板がないので、破損しやすい
(フォークの爪などの接触)
03.梱包時の軽量化
トラック輸送時のCO2排出量が軽減する
04.熱処理費が軽減する
スキッドのみの熱処理費ですむため、熱処理費が少なくなる
  • 梱包改善前(密閉木箱)

  • 梱包改善後(簡易梱包)

  • 組み立ての流れ01:スキッドの上に1段並べる

  • 組み立ての流れ02:上下に中仕切り板をのせる

  • 組み立ての流れ03:胴回りをエステルバンドで 固定する

  • 組み立ての流れ04:底面にt60mm発泡を敷く

  • 組み立ての流れ05:中仕切り板を はめ込み固定する

  • 組み立ての流れ06:2段目を枠内にのせる

  • 組み立ての流れ07:枠付きの上板をのせる

  • 組み立ての流れ08:ポリシート、ラップを 全体に巻き エステルバンドを 4方向からかける

case02現地での開梱作業を簡略化したい。また、開梱後の廃材処理費を削減したい。

改善後のメリット・デメリット

メリット デメリット
01.廃材が軽減できる
ガワ板・ツマ板・天井板・押さえ・梁などの木材が安くなる
段ボールは再生利用できる(日本では売れる)
01.湿気に弱い
高湿度環境だと強度が弱くなる
外部での保管ができない(雨に弱い)
02.環境にやさしい材料の使用
再利用されている段ボールを使用している
木製のパレットと段ボールの分別が可能
02.外部からの衝撃に弱い
耐圧荷重強度が低い(段積みする場合)
木材に比べ破損しやすい(フォークの爪などの接触)
03.開梱時の作業効率の向上
針を抜く作業が少ない
箱を縛り付けているバンドはカッターでカットするだけ
04.箱内部の防湿効果の向上
木箱自体が湿気を含んでいるため箱内の湿気が上昇する
内部の湿度は木箱と比較すると軽減する
05.梱包箱の軽量化
トラック輸送時のCO2排出量が軽減する
06.熱処理費が軽減する
スキッドのみの熱処理費ですむため、熱処理費用が少なくなる
07.防寒性が向上する
段ボールだと空気層があるので木箱より保温効果に優れている
  • 梱包改善前(密閉木箱)

  • 梱包改善後(簡易梱包)

  • 組み立ての流れ01:枠付きのスキッド

  • 組み立ての流れ02:1枚目のバリアを敷く

  • 組み立ての流れ03:底面にt60mm発泡を敷く

  • 組み立ての流れ04:2枚目のバリアを敷く

  • 組み立ての流れ05:製品をのせる

  • 組み立ての流れ06:1・2枚とバリアを施す

  • 組み立ての流れ07:t60mmの発砲で製品を 囲う

  • 組み立ての流れ08:強化段ボールのスリープを 被せる

  • 組み立ての流れ09:スリープをスキッドに 傘釘で固定

  • 組み立ての流れ10:エステルバンドを4方向から かける

  • 組み立ての流れ11:スリープのフラップを 織り込む

  • 組み立ての流れ12:天板パットをのせる